昨夜、県外から店に一本の電話がありました。
数年前に紅花染めのスカーフをお届けさせて頂いた方で、一度もお目に掛かった事のないお客様からの心配して下さっての御電話でした。
これ程嬉しい事はありませんでした。
テレビで連日流れる被災された方々の報道を見ると、これからも草木染を続けていっても良いのであろうかと、どうしたら良いのだろうと思い悩む日々でした。ですが、畑で育てた草木で染めた草木染で、傷ついた人々の心を癒し、喜ばせる事を、これからもやって行きなさいと言ってもらえた様な気がしたのです。
当分は、みんな大変な時だと思います。
それぞれが、それぞれの立場で、前を向いて一生懸命前へ進むことが大事なのではないかと思わせてくれた電話に感謝したいと思います。
3月21日は、草木染工房 瓶屋の開店記念日となります。
平成二年三月二十一日から始まった、この瓶屋も、
皆様と一緒に前に進んで行ければと思います。
店主