染料畑の藍の花が咲き
沈殿藍の発酵建ての瓶の中にも藍の華
昨年は近所の六根浄さんから酒粕を使いましたが、今年は原点回帰して・・・食材屋さんで普通に購入出来る食べても安全な品を栄養剤として入れました。
藍も栄養剤が気に入ったのか黄色味を帯びた緑色
沈殿藍は作る段階で消石灰を使っているので灰汁も苛性ソーダ等の添加もしなくて良いし、作ってそれほど経っていない沈殿藍は微生物も豊富で栄養分と温度さえ加えれば発酵がはじまります。
※うちの店の場合は(^^;
沈殿藍で一度藍色の状態になりますが、この状態では粒子が大きく糸に付着はしますが染まりません。
なので粒子を小さくする為に微生物の酸化還元反応を使って酸素を藍から剥がし小さくします。すると藍色だった藍が黄色に近い状態になり、糸の繊維の中に入ります。
染液に浸したばかりだと布は緑色に見えますが、空気にさらしたり、水の中でゆっくり酸素と結合させると、また藍色となります。
糸の繊維の中で酸素と結合すると粒子が大きくなって繊維から出れなくなるので「染まる」という状態になります。
すかさず古布の麻や松ヶ丘シルク、お遊びで木綿等を今日は染めてみました。一度に多く染めてしまうと藍の機嫌が悪くなってしまうので、あとは休ませて、また後日!