季節外れの雪で種蒔きが遅くなってしまった紅花畑もようやく芽を出し、木々の新芽の鮮やかな季節となりました。
瓶屋では旧暦の雛祭りも終わり、四月より端午の節句の飾り付けとなっております。展示している物は毎年少々異なりますが、定番として「のぼり旗」、「五月人形」、「屏風」となっております。
のぼり旗は祖父の代では子供の頃に外に建てていたとの話もありますが、年代などは全くわかりません。そう古い物でも無いのかもしれませんが、うちの家紋が入っているので、御先祖様の誰かが産まれた時に作って頂いた物なのではないでしょうか?
五月人形も代々我が家で飾っている物です。こちらも年代は判りません。ですが天然染料以外も使っている?のかな?祖父の代の子供の頃に既にあった物なので、少なくとも大正以前だとは思うのですが・・・
屏風については残念ながら「銘」は入っていません。話によれば「瓶屋」が今の染物屋では無く窯元だった時代に、絵付け師の方が描いたのではないか?との事です。