収繭

8月30日に3齢という状態でやってきた御蚕様達は無事に純白の繭へと姿を変えました。

今年は前半がとても暑く、糸を吐き始めたら一気に冷え込み、温度管理には苦労しましたがしっかりとした厚みのある良質な繭が収穫できました。

回転蔟から取り外し、養蚕の師匠の蔵王の横山さんから受け継いだ「大森式全自動収繭毛羽取機 まゆエース(A-2型)」の出番です。

御蚕様は回転蔟に上蔟すると、まずは繭を固定するために糸を吐きます。テントの張り綱の様に場所を固定するためにしっかり張ります。
これが繭の外側にある毛羽なのですが、この機械は回転蔟から繭を外すのと一緒に毛羽も綺麗に取ってくれる優れもの。

何年ぐらい前に作られたのかわかりませんが、昭和の機械はタフです。昭和、平成、令和、更に次の次の時代まで大事に使います。

繭もしっかり収穫できたので、今年も繭玉の正月飾りを作れそうです!乞う御期待