紅花染と御雛様

立春も過ぎ、木々の枝先にも春が近づいているようです。

以前この場で、御紹介させて頂いた紅花染めの反物の他に、もう一本染め上がりました。

私の写真の腕が悪い為、色目の違いをこの場お伝え出来ないのが心苦しいですが、

1枚目の写真の左から、以前染めた紅花の紅の色素のみで染めた反物、

真ん中が、今回染めた黄色の色素も含ませた物、

右が以前紹介させて頂いた時の黄色の色素も含めた反物です。

それぞれの反物は、瓶屋の染料畑の中の紅花畑(100坪)で採れる紅花1年分の紅餅を使用しました。

紅花染めの色は、万葉集にも「うつろいゆくもの」と詠われているように、長時間の紫外線や汗がほんの少しついただけでも変色します。

染料が非常に高価であっただけでなく、非常に扱いの難しかったが故に珍重されてきた紅花本来の色を御楽しみ頂ければ幸いです。

瓶屋では、この様な紅花染めの反物を使い、雛飾りを作っています。

2枚目の写真は「雛箱」

最上(もがみ)紅花を使って染上げた着物、巾着、酸漿(ほおずき)等を収めました。

3枚目の写真は我が家の御雛様と後ろに掛かっているのは紅花染めで作ったつり雛です。

紫外線を避ける為にシルクオーガンジーを掛けてありますが、「紅はうつろいゆくもの」と御理解頂けるならばオーガンジーを外して御楽しみ頂いても良いかと思います。

雛箱、つり雛、共に御希望に合わせで、組み合わせをお選び頂けます。

写真には写っておりませんが、「病除け」や「良く人の聞く」との願いを込めた「薬袋」や紅花染め以外の草木で染上げた「帯」など準備致しております。

尚、実際に紅花染めの色を見てみたい方は、店舗は「冬篭り」期間中ですので御来店の前に、御電話等、御一報頂ければ幸いです。

2月15日の山形新聞の夕刊に当店の記事が掲載されました。

掲載してくださった山形新聞社様、記者様、「記事を見たよ」と御連絡頂きました皆様、本当にありがとう御座いました。

投稿者プロフィール

瓶屋の息子草木染工房 瓶屋 店長