藍の季節

暑い夏。 つい先日は「もう夏も終わりかな?」と思う気温になりましたが、今日の山形は39度。
エアコン無しでは熱中症になりそうな天気です。

この時期の作業はと言えば、昨年よりちょっと遅いですが、「沈澱藍作り」の季節です。

今年の山形は雨が非常に少なく紅花には最高の気候でしたが、他の草木にはかなり厳しい気候です。
特に藍は水が大好き。雨が少なく成長がとても遅いです。
他にも染料畑では、紫陽花の葉が焼けてしまったり、藤袴や西洋夏雪草の生育も非常に悪いです。

嘆いていても仕事は進みませんので、沈澱藍の仕込み!

まずは大きく育った藍の葉をたっぷり刈り取り、たっぷりの平清水の井戸水に浸します。

数日漬け込むと、液の表面に藍色の膜が張ります。これが頃合い。

沈澱藍作り
沈澱藍作り

茎や葉を取り除き、畑で使う消石灰を入れて撹拌!ブクブクブクブク・・・・・・
エメラルドグリーンの液がしばらく撹拌すると藍色に! う~む今年は格別に良い色!

あとは、じっくりじっくり消石灰と結合した藍の粒子が沈むのを待ちます。
沈澱した藍なので、「沈澱藍」。泥状の藍なので「泥藍」とも呼びます。

今日の作業はここまで~

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