今日は七夕。山形の空模様も星空は期待できない天気です。

紅花は四月に種まきをしてから順調に育ち、六月三十日に花が咲き始め、花摘みと紅餅作りが始まりました。朝露が滴っている早朝や天気と相談しながらの紅花摘みです。

摘んだ花弁を水で洗い、いよいよ紅餅作りの始まりです。
紅花染めは水の冷たい冬場の作業になりますが、それに向け心を込めての紅餅作り。今年も畑の恵みに感謝です。

摘んだ紅花は、まずは水洗い。
花粉や汚れを落とします・・・って勿論、昨年と同様の流れです。
2017年7月11日 紅花 花摘み~紅餅作り

去年より、少々細かな話になりますが、紅花染めを行う際に、染める方の全てが紅餅を使う訳ではありません。
山形の紅花生産者組合が出荷している紅花の加工品も、紅餅、すり花、乱花と3種類あり、製造工程が異なりますがどれでも染めに使用する事は可能です。

また、他の職人さんや工房では、それぞれ独自の紅花の加工法や染色方法があり、摘み取った花弁を何らかの処置の後、臼で突いてからフレーク状にして乾燥させ保存し使用する方も、生の花弁から直接染めの工程に行く方もいる様です。

それぞれの技法に利点があると思いますが、当店が重要と思うのは「如何に無駄なく紅花の色素を布に移すか」という点です。
実際は当店も以前の紅餅作りでは、水洗い後の排液はそのまま捨てていたのですが、数年前に試しに大江町特産の青苧を浸してみたら・・・青苧でなく木綿や麻などの植物性繊維でも良いのですが黄色は吸収せずに紅だけを吸収しますので、色素がたっぷり貯まったら、再抽出を行って黄色を含まない純粋な「紅」の色を染める場合に使えます。

この青苧などを使った紅染の作業はまた冬にでも。