昨年に比べ一週間程遅くなりましたが、今年も紅花摘みと紅餅作りの季節となりました。

紅花は以前はエジプト原産と言われていましたが、今はエチオピア原産?と言われているキク科の植物。
昔は口紅や着物の染料として珍重されていましたが、口紅も染料も化学染料などにとって代わり・・・・

難しい話は少しにして、早速「花摘み」の様子。

染料に使う「最上紅花」は非常に棘が鋭く、朝露で棘の柔らかい早朝からの作業です。
棘の問題だけでなく、山形の夏は非常~に非常~に暑く、7時半を過ぎると、棘の痛さと暑さでとても辛い作業となります。

摘み取った紅花は、当店では三度ほど「荒振り」「中振り」「揚振り」と大量の井戸水で洗い流します。
これは塵や葉の除去、不要な汚れや花粉を洗い流す作業です。

洗い流した紅花は、水気を切り、木綿の布巾に包んで数日蒸らします。
発酵?酵素反応?で全体が紅色になるように1日に数度かき混ぜながら寝かせます。

さてさて、どんな色に変わっていくかは、また後日。

で、荒振り、中振り、揚振りで使用した排水ですが、この水には大量の紅花の花粉が含まれています。
奈良県の纏向遺跡の水路からも大量の紅花の花粉が出て来ているのですが、弥生時代末期から古墳時代前期には紅花を加工していたのは間違いなそうです。

この作業と同じことを土器や古墳を作っている時代の方々と同じ事をしてるんだなぁ~なんて考えながら仕事をしております。

ちなみにこの排水、少量だけれども紅が含まれているので、大江町特産の青苧を漬け込みます。
厳密に言えば、「含まれている」ではなく、紅のカルタミンになる前駆体が含まれており、この液の中でもカルタミンに変化するんだとか・・・
こちらも、どんな色に染まって、何に使うかは、また後日。