沈澱藍の醗酵建て

昨日仕込んだ藍が建ち始めました。

酸素と結合し藍色になった沈澱藍の状態では布には染まりません。
酸化還元反応という反応を起こしてもう一度藍から酸素を分離させなければなりません。

酸素と離れて小さくなった状態で繊維に浸透させ、繊維の中で再び酸素と結合すると藍色になり、粒子が大きくなり繊維の間から出れなくなると布が染まるという事です。

酸化還元反応を起こすには化学薬品を使う方法もありますが、いちばん古典的な方法は微生物です。
アルカリ、温度、栄養
この三つを与えれば酸化還元反応が起きます。
アルカリは沈澱藍を作る時点で消石灰を入れているので不要。
温度は土の中に瓶を埋めて・・・という設備を持っていないので電気器具(-_-;)
で、最後に栄養ですが、藍染めの工房それぞれ色々な物を使っていて、多いのが麩(ふすま)、麦を精製する時のヌカの部分。オートミールを使う方も居るみたいですね。他に黒糖、水飴、蜂蜜など糖類。日本酒、泡盛など酒類。

色々とあるのですが、昨年から試して一番調子が良いのが「酒粕」

それも、六根浄さんの酒粕!

沈澱藍に水と酒粕だけです。
分量は秘密ですが(笑)

他の酒粕も試した事があるのですが、全然ダメでした。

酒だけでなく酒粕でさえも温度管理がされているからなのか、原料が良いのか、酵母が違うのか?

六根浄さんは当店の一軒隣の七右ェ門窯さんの敷地内にあります。
日本酒の六根浄だけでなく店主のセレクトした酒蔵の酒の他、日本酒の酵母を使ったパンや菓子、もちろん酒粕も販売しています。

※うちの分のが無くなると困るので、酒粕の買占めはご容赦ねがいます(笑)